古くからのお客さんでフリーのライターでありノンフィクション作家の
渡辺一史という名の大先生がいる。
俺はいつも大先生と呼んでいるのだが、彼はどうも先生に大を付けて
大先生と俺に呼ばれる事が気にくわないらしい。
バカにしてると彼は言う。
しかし俺は大統領から大を取ったらただの統領だろっと言い返す。
まぁそんな仲なのではある。
中々浮き沈みのある人生を歩んでいらっしゃる大先生なのだが、今年は
上昇気流っぽいね。
大先生が2003年に上梓された渾身の一冊に「こんな夜更けにバナナかよ」
という、とある障がい者とその方を介助するボランティアを描いた
ノンフィクションがある。

その本が出版から15年も経ってなんと映画化決定と言う快挙。
まぁまぁ大先生ここ2,3年イジケ気味で元気なかったけど、一気に顔色が
明るくなったのである。
映画化が決まった直後に大先生が4名で店に来たんだけど。
大先生的には、いの一番におめでとうと祝福されると思っていたらしいが
直後過ぎて俺を含め他のお客さんも、そんな事誰も知らないから普通に
会話をするだけだった。
小一時間たった頃、しびれを切らした大先生自ら映画化決まってさぁ
こちら映画の前田哲監督、こちら松竹のプロデューサーなどなど語り出して
一同ビックリ。
いやぁ良かったなぁ嬉しいなぁ。

キャストも豪華だなぁ、大泉洋に高畑充希に三浦春馬に納谷真大かぁ。
あれっ一人変なの混じってる(笑)
納谷真大?誰?
彼は富良野塾出身の札幌の役者で、昔俺の家に半年程を居候させた事のある
役者さんなのである。
それからさらに介助の演技指導を俺の所で行う事になりました。
俺の所でって言ってもジャンクではなくて、俺の所属している福祉団体ね。
最後のエンドクレジットに団体名入ると俺も嬉しいなぁ。
その後、助監督等々がちょこちょこ店に顔を出してくれているので
撮影話を聞くのが楽しみな今日この頃である。
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- 2018/06/06(水) 16:36:02|
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